ペイント工房 |
【当店のご案内】
株式会社末広オート商会
代表取締役 名小路谷 博文
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〒598-0015
大阪府泉佐野市高松南3-5
-23
TEL:072-464-1525
FAX:072-461-3373 |
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下記の写真は長い間オイル交換しないで走行を続けた50ccスクーターのエンジンを分解した画像です。 |
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左の写真は劣化したオイルで走行を続けたため、正常な冷却や潤滑の効果が得られずピストンが焼きつき(ガリ傷が付くこと)、一部が砕けています。こうなるとエンジンは使えません。
右の写真はクランクケース(エンジンの腰下といわれる部分)を分解した画像です。カーボン(簡単に言うとオイルが汚れて熱で煤(すす)になったもの)やドロドロのタール状の物がこびりついて真っ黒になっています。
この煤(すす)やタールがエンジンのクランクシャフトベアリング(回転軸を受ける左右の部品)等に不具合を引き起こします。クランクシャフトとは言わばバイクの心臓部で、ここを修理するためにはエンジン分解が必要なため、費用は某大になってしまします。 |
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本来2サイクルに比べて耐久力があるエンジンでもオイル交換をしなければいけません。定期的なオイル交換は必ず忘れないようにしましょう。
また長い期間が乗らないという方も注意が必要です。 |
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バイクは持っているけどあまり乗らないという方もご注意ください。エンジンオイルは乗っていなくても劣化します。食べ物と一緒で酸化します。 |
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左の画像上部にグレーの液体があります。これはオイルと水分が混ざった物です。オイルは正常ですと薄い茶色で透き通ってますが、エンジンを動かすと 少しづつ汚れ、透明度が落ち、濃い茶色から黒へ変化します。こうなる前に交換が必要なわけです。このオイルに水分が混入すると混ざりあって白濁します。こうなると本来の性能が発揮できずエンジン不具合が発生します。 |
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特に冬場に起きる現象でガラス窓につく水滴(結露)です。これと同じことがエンジンの中で起きてしまいます。通常この現象はエンジンを始動して温まっていくと水蒸気となって蒸発します。ところがエンジンが温まる前(1度の走行距離が数キロ(2〜3キロ程度)と短かったり乗らない期間が長かったりとなるとエンジン内に水蒸気が冷やされ水となってオイルに混ざって白濁してしまいます。買ってからそんなに期間がたってない又は走行距離が伸びていないのにエンジンがかからない、すぐ止まるなどの不具合をおこし、最悪の場合はエンジンが故障してします。
あまり距離を走らせなかったり乗らない期間が長い(6か月以上)状態であれば少しもったいない気がすると思いますが交換時期がきてなくてしかも季節の変わり目(特に冬から春に季節が変わったとき)にオイル交換をお願いします。現在のバイクは昔と違って環境問題でエンジン内の水分が外に逃げにくいようになっています。どうかご理解をお願いします。 |
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